あなたのペースで身体のセルフメンテナンスができるまでサポートします。
整体院Handandの柴谷です。
今回のテーマは「発達障害について考えてみた【1】」です。
発達障害とは
人間は多少にかかわらずミスをします。
これはヒューマンエラーと言われています。
ミスは誰にでもあるし、ある程度は仕方のないことです。
ある程度は。
というのも、大きいミスやミスを何度もしてしまう人っていますよね。
#せめてませんよ
そもそもミスをする時って時間に追われ心にゆとりがない時が多いですよね。
時間がかかる作業であれば前もって計画を立て、このペースでいけば大丈夫と見積もると思うのですが、途中で急いでやらなきゃいけない作業が増えたり体調を崩すなどのアクシデントやトラブルに遭い、思うように作業が捗らず、時間が足りなくなって焦ってしまい、ミスが発生してしまいます。
ミスは仕方のないことだと思いますが、問題はそこからで、ミスをした後どのような対策をするかだと思います。
対策の具体例としては、ゆとりを持った計画を立て、同じミスを起こさないようにするのがベターかと思いますが、時間を有効に使えるように作業手順を見直したり、作業方法を変えて時間短縮を図るのも一つかと思います。
ところが、中には同じミスを何度も繰り返す人がいます。
段取りをするのが苦手だったり、優先順位を間違えたり、こだわらなくてもいい部分に時間を割いてしまったりしてしまう人っているんです。
#もう一度言いますがせめてません
こういう行動をしてしまう人の中には発達障害と呼ばれる人が含まれています。
発達障害という言葉は最近、見聞きする機会が増えてきたのでご存知の方もいるかと思いますが、発達障害には3つのタイプがあり
- 自閉スペクトラム症(ASD)
- 注意欠如・多動性障害(ADHD)
- 学習障害(LD)
となりますが、複数のタイプを併せ持っている場合もあります。
それぞれの特徴
ASD(自閉スペクトラム症)
- コミュニケーションが難しい
- こだわりが強い(アスペルガー症候群、自閉症など)
ADHD(注意欠如・多動性障害)
- 集中できない
- 不注意やミスが多い
- 衝動的な行動をとる
LD(学習障害)
- 読み、書き、計算などが著しく難しい
発達障害は諸刃の剣!?
私が読んだ本によると、ADHDの場合、頭の中は常にノイズのような音が流れていて、集中しにくい状態にあり、大切なものとそうでないものの区別も難しく、自分が関心があるものに飛びつきやすい傾向にあるようです。
つまり、やらなきゃいけない事<やりたい事となるので、子供の場合、”やらなきゃいけない”宿題より”やりたい”ゲームに飛びついてしまいます。
こう聞くと子どもなんだから仕方ないと思うかもしれませんが、これが大人になるとどうでしょうか。
実験と報告レポートの仕事があり、報告レポートが優先すべき仕事なのにもかかわらず、気になる実験を始めてしまう。
上司に叱られて報告レポートに取り掛かったものの、周りから聞こえてくる実験結果が気になり作業に集中できず、ついには報告レポートの手を止めて、実験結果の話を一緒にしてしまう。
これはADHDの人がやってしまいがちな行動のひとつです。
またASDの人はコミュニケーションを取るのが苦手で人と衝突しやすかったりすることもあり、学校や会社といった集団生活は過ごしいにくいと言えます。
とまぁ、発達障害はマイナス要素が取り上げられがちですが、マイナス要素ばかりではありません。
発達障害の人はある能力が突出していることが多いのも特徴で、独創性が優れていたり、好きなことへの集中力は尋常でなかったりするので、その高い能力をいかんなく発揮できる環境に身を置くことができれば、素晴らしい人生を送れるんじゃないのかなと。
実際、著名人の中で自分は発達障害だとカミングアウトしている人もいます。
会社員として生活することは難しいかもしれないけど、自分の特性に合った仕事をすれば大きな結果を出せるかもしれません。
発達障害の話をする時、F1カーに乗っているようなものという表現をしたりします。
扱いはとても難しいのですが、上手く乗りこなせるようになればものすごいことができる可能性を秘めているという意味です。
発達障害の人は見た目は普通の人と一緒なので見分けが難しく、あの人空気読めない人だよね~とか、あの人ミスが多いよね~と言われたりしますし、財布や鍵といった大事なものを無くすことも多いので、仕事がしにくかったり、日常生活が送りにくかったりするようです。
発達障害について考えてみた【2】へ続きます。
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【人生を楽しむためには健康でなくちゃがモットー】の柴谷でした。
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